「格差の時代」の労働論

福間聡 著

一九七一年に出版されたジョン・ロールズ『正義論』は、二〇世紀政治哲学の名著であるだけでなく、近年のテレビや出版におけるサンデル『白熱教室』での正義論ブームの中で新たな注目を浴びている。本書は、そんな大著を先導役にしながら、仕事、結婚、家庭、教育などいくつもの格差が循環的に絡まりあう現代の「格差社会」で働くことの意味を考えていく。ヘーゲルなどを参照した哲学・倫理学的熟考を出発点とし、ロールズの構想していた「財産所有の民主制」という社会政策の検討を経由しながら、最後は本書なりの「正しい労働」を導き出していく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 「格差の時代の正義論-働かないのは不正義なのか?」
  • 第1章 ロールズ『正義論』の提示した問題の重要性とその背景
  • 第2章 『正義論』を取り巻く思想潮流
  • 第3章 「格差」と正義論-ロールズならどう考えるか
  • 第4章 『正義論』と労働
  • 終章 ロールズの正義論は現代社会で有効なのか?

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「格差の時代」の労働論
著作者等 福間 聡
書名ヨミ カクサ ノ ジダイ ノ ロウドウロン : ジョン ロールズ セイギロン オ ヨミナオス
書名別名 ジョン・ロールズ『正義論』を読み直す
シリーズ名 正義論
いま読む!名著
出版元 現代書館
刊行年月 2014.9
ページ数 245p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7684-1004-2
NCID BB16565596
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22467751
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想