満蒙

麻田雅文 著

二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決…。鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 『坂の上の雲』の先へ-小村寿太郎とウィッテ(シベリアから満洲へ
  • 関東州の誕生と大連・旅順の勃興
  • 満洲占領から併合計画へ
  • 日露戦争の敗北と、日本に残した「遺産」)
  • 第2章 日露協約時代の「満蒙問題」-伊藤博文とココフツォフ(日露戦争後の極東政策の転換
  • 伊藤博文暗殺と日露関係の危機
  • 辛亥革命と利権拡大)
  • 第3章 「北満洲」における大戦・革命・内戦-田中義一とホルヴァート(第一次世界大戦の衝撃
  • ロシア革命の「北満洲」への波及
  • 北満シベリア出兵と日英米の介入
  • 張作霖、「北満洲」も制す)
  • 第4章 ソ連と奉天派の対決-張作霖、張学良親子とカラハン(「北満洲」を欲するソ連
  • 奉天派との対立
  • 日本との鉄道利権をめぐる確執
  • 奉ソ紛争)
  • 第5章 満洲国という難問-昭和天皇、蒋介石とスターリン(満洲事変とソ連の中立
  • 中東鉄道の売却
  • ソ連の極東防衛網と日ソの激突
  • 戦勝大国間の取引)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 満蒙
著作者等 麻田 雅文
書名ヨミ マンモウ : ニチロチュウ ノ サイゼンセン
書名別名 日露中の「最前線」
シリーズ名 講談社選書メチエ 580
出版元 講談社
刊行年月 2014.8
ページ数 318p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-06-258583-5
NCID BB16304672
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全国書誌番号
22456590
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言語 日本語
出版国 日本
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