朝倉友海 著
アジアは古代ギリシアの哲学と同様に、仏教や儒学のような優れた思索の伝統を生み出しながら、なぜ西洋の近代哲学のような、現代世界の思想文化に多大な影響を与える「哲学」をもたないように見えるのだろうか。西洋の近代哲学と向き合いつつ東アジアからの哲学的貢献を目指した京都学派と、中国思想を西洋哲学と対等な思想体系として再構築しようとした新儒家をとりあげ、東アジアの「哲学」がもつ新たな展開の可能性を考察する。
「BOOKデータベース」より
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