〈わたし〉の哲学

河本英夫 著

哲学の究極の課題とは、日々新たな自己になることである。めまぐるしく変化する現代にあって、躍動感のある精神を保ち、自身の新たな可能性を切りひらくには?難局に出会うたび変貌し、新たな希望を掴んだ科学者・寺田寅彦、作家・坂口安吾、画家・マティス…。人間が秘める力を最大限に発揮し、新たな能力を形成するオートポイエーシス理論を背景に、弾力性のある生涯を生きた人々の自己実現の哲学を探る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 束の間の少年-"少年知"の輪郭(ピーターパン
  • 少年の「類似体」)
  • 第1章 不思議さのさなかを生きる-寺田寅彦(一八七八〜一九三五年):永遠の科学少年(少年が生きる不思議さの感覚
  • 多様な現象を見る眼の形成
  • 自己組織化する世界のなかで
  • 感性による推論)
  • 第2章 身の丈を一歩超え続ける-アンリ・マティス(一八六九〜一九五四年):終わりのない工夫の連鎖(「ふんわりとした解放感」の人
  • 色の発見
  • 時代の偶然
  • 相棒)
  • 第3章 成熟しないシステム-坂口安吾(一九〇六〜一九五五年):人間の番外地(無垢の魂
  • おのずと欠落していくものへの快と「非哀」
  • "束の間の少年"の結晶体
  • 異系発達の者たちの傍らにいる安吾)
  • 終章 オートポイエーシス少年-哲学の彼方へ(オートポイエーシスとは何か
  • オートポイエーシスの応用)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 〈わたし〉の哲学
著作者等 河本 英夫
書名ヨミ ワタシ ノ テツガク : オートポイエーシス ニュウモン
書名別名 オートポイエーシス入門
シリーズ名 角川選書 541
出版元 KADOKAWA
刊行年月 2014.5
ページ数 230p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-04-703541-6
NCID BB15610775
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全国書誌番号
22425479
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言語 日本語
出版国 日本
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