源氏物語の巻名と和歌

清水婦久子 著

源氏物語の巻名は、歌合の歌題にように作者に与えられた物語の"題"であった。古来の歌のことばや歌題から巻名が生じ、巻名から巻々の歌や名場面が作られ、さらに歌を媒介として後の巻に受け継がれ長編化していった過程を明らかにする。本書の巻名論は、引歌や歴史の準拠の問題とも深く関わり、主題論、表現論、成立論に及ぶもので、物語の生成を解明する鍵となる。巻末には巻名の由来となった古歌や事柄の一覧を付した。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 源氏物語の和歌的世界
  • 源氏物語の巻名と古歌
  • 古今集と物語の形成
  • 源氏物語の巻名の由来
  • 桐壼・淑景舎・壼前栽
  • 源氏物語の巻名の基盤
  • 源氏物語の中の伊勢物語
  • 源氏物語の和歌と引歌
  • 源氏物語の和歌と稲荷信仰
  • 源氏物語の成立と巻名
  • 紫式部と源氏物語
  • 源氏物語後半部の巻名
  • 源氏物語生成論へ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 源氏物語の巻名と和歌
著作者等 清水 婦久子
書名ヨミ ゲンジ モノガタリ ノ カンメイ ト ワカ : モノガタリ セイセイロン エ
書名別名 物語生成論へ
シリーズ名 源氏物語 445
研究叢書 445
出版元 和泉書院
刊行年月 2014.3
ページ数 468p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-7576-0704-0
NCID BB15241985
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全国書誌番号
22393859
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言語 日本語
出版国 日本
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