落書きに歴史をよむ

三上喜孝 著

今も各地の古寺に残る、参詣者や武士らの「落書き」。彼らはその文字にいかなる思いを込め、なぜそこに書き記したのか。山形県の若松寺観音堂などの「落書き」から、社会と向き合う人々の心のありようを、歴史的に考える。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 落書きは歴史資料になりうるか-プロローグ
  • 落書きへのまなざし-歴史資料としての落書き(落書きを歴史資料として活用する
  • 落書きを調査する-若松寺観音堂の落書き調査
  • 「かたみかたみ」「あらあらこいしや」-落書きにみられる定型表現)
  • かたみとなれや筆のあと-落書きされた歌を追って(歌を書き付ける、ということ
  • 「かたみの歌」の発見-落書きで広まった歌
  • ひとり歩きする「かたみの歌」-「かたみの歌」の展開
  • 石に刻んだ「筆のあと」-「かたみの歌」の変容)
  • 落書きにこめられた「祈り」と「巡礼」-落書きと信仰(仏堂に落書きされた「巻数」
  • 落書きは海を渡る
  • 落書きはなぜ書かれたか-巡礼と落書き)
  • 人はなぜ落書きを書くのか-エピローグ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 落書きに歴史をよむ
著作者等 三上 喜孝
書名ヨミ ラクガキ ニ レキシ オ ヨム
シリーズ名 歴史文化ライブラリー 375
出版元 吉川弘文館
刊行年月 2014.4
ページ数 232p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-642-05775-2
NCID BB15130248
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全国書誌番号
22388281
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言語 日本語
出版国 日本
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