秋田巌 著
江戸時代中期の寛政年間、遽然として姿を現し、数々の名作を描き上げ、忽然と姿を消した、稀代の浮世絵師・写楽。その正体は阿波の能役者・斎藤十郎兵衛に同定されつつあるが、十カ月というあまりにも短い活動期間、代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」に顕著な、あまりにも異様な造形など、創作にまつわる謎は、まだ多く残されたままになっている。ユング派の分析家が写楽の絵画制作を自己絵画療法の試みとして読み直し、写楽の深層に大胆に迫る。
「BOOKデータベース」より
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