日本軍「慰安婦」問題と「国民基金」 : 資料集

鈴木裕子 編・解説

1990年、日本軍「慰安婦」(性奴隷制)問題が、韓国の尹貞玉梨花女子大学校教授によって提起され、韓国挺身隊問題対策協議会が結成された。日本の市民運動もこれに呼応し、日韓の女性連帯運動が開始される。日本政府は、文書がないことを理由に、日本軍も政府も、「慰安婦」問題に関与してこなかったと主張してきた。しかし問題解決を迫る勢いが国内外で強まり、政府としても何らかの措置を講じる必要が生じた。このためつくられたのが女性のためのアジア平和国民基金(略称「国民基金」のち「アジア女性基金」)であった。本書は、この「国民基金」を次善の策と考え一定の評価を与え、これをもって解決とする多くの人びとに対して、これでは真の解決策にはならないことを資料的に跡づけようとしたものである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 日本軍「慰安婦」問題と「国民基金」解説編
  • 第2部 日本軍「慰安婦」問題と「国民基金」資料編(「補償に代わる措置」と「責任者処罰」の提起
  • 「民間支援募金」構想から「国民基金」へ
  • 許すな!「国民基金」・緊急国際集会から第5回アジア連帯会議へ)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本軍「慰安婦」問題と「国民基金」 : 資料集
著作者等 鈴木 裕子
書名ヨミ ニホングン イアンフ モンダイ ト コクミン キキン : シリョウシュウ
出版元 現代女性社会史研究所 : 梨の木舎
刊行年月 2013.12
ページ数 421p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-8166-1311-1
NCID BB1461034X
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22363771
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想