往生要集を読む

中村元 著

「地獄」と「極楽」。インド思想や一般仏教には存在しないこの対立概念が日本人の宗教観として根づくのには、平安時代に著された『往生要集』の影響があった。膨大な仏典を博捜して経文を抜粋し、念仏を勧め、「我と共に往生極楽の縁を結ばん」とよびかける源信の思想とインド仏教の原典を比較検討し、彼が基礎づけた日本浄土教の根源と特質を探究する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 厭離穢土(汚れた世界を厭い離れるべきこと)
  • 欣求浄土(浄土に生まれることを願い求めること)
  • 極楽の証拠
  • 正修念仏
  • 助念の方法(念仏をするときの助けとなる手段)
  • 別時念仏(特定の日や場合に行なう念仏)
  • 念仏の利益
  • 念仏の証拠(念仏を勧める証拠としての経典の文章)
  • 往生の諸行(浄土に往生するためのさまざまな修行)
  • 問答料簡(問答による教義の解明)
  • 『往生要集』に対する評価

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 往生要集を読む
著作者等 中村 元
書名ヨミ オウジョウ ヨウシュウ オ ヨム
シリーズ名 往生要集 2197
講談社学術文庫 2197
出版元 講談社
刊行年月 2013.10
ページ数 285p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-06-292197-8
NCID BB13696022
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全国書誌番号
22316785
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言語 日本語
出版国 日本
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