言霊とは何か

佐佐木隆 著

古代日本人は、ことばには不思議な霊威が宿ると信じ、それを「言霊」と呼んだ。この素朴な信仰の実像を求めて、『古事記』『日本書紀』『風土記』の神話や伝説、『万葉集』の歌など文献を丹念に渉猟。「言霊」が、どのような状況でいかなる威力を発揮するものだったのか、実例を挙げて具体的に検証していく。近世の国学者による理念的な言霊観が生み出した従来のイメージを覆し、古代日本人の信仰を描き出す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 『万葉集』の「言霊」-言と霊と神と
  • 第1章 呪文の威力-神と人と
  • 第2章 国見・国讃め-支配者の資格
  • 第3章 国産み・死の起源-生と死の導入
  • 第4章 発言のし直し-状況の転換
  • 第5章 タブーと恥-一方的な発言
  • 第6章 偽りの夢合わせ-妻の発言
  • 第7章 名前へのこだわり-実体との対応
  • 終章 古代日本人の言霊-神のことばがもつ霊力

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 言霊とは何か
著作者等 佐佐木 隆
書名ヨミ コトダマ トワ ナニカ : コダイ ニホンジン ノ シンコウ オ ヨミトク
書名別名 古代日本人の信仰を読み解く
シリーズ名 中公新書 2230
出版元 中央公論新社
刊行年月 2013.8
ページ数 241p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102230-1
NCID BB13236474
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全国書誌番号
22302418
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言語 日本語
出版国 日本
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