久保田淳 監修
ただごと歌の首唱者、平安和歌四天王の雄とされる小沢蘆庵は、日常生活で見聞するものを詠まない同時代の和歌を「いにしへは大根はじかみ韮茄子ひる干瓜も歌にこそよめ」と批判したが、じつは和漢の古典に精通し、折句・沓冠・歌鎖・双六盤の歌などの言語遊戯にもたけた、才気溢れる多能の歌人であった。『六帖詠草』『六帖詠草拾遺』計2300余首に加えられた新注によって、人間関係も含めて、彼の豊かな和歌世界が開示される。
「BOOKデータベース」より
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