清水康行 著
幕末の外交交渉は、西洋型の論理と対峙した、真剣な言語の実験の場でもあった-。交渉結果を条約文にまとめるという未知の課題に、蘭通詞(オランダ語の通訳官)たちはどう挑んだのか。漢文という権威の失墜、江戸時代の公的な文体だった候文の後退、「正文」としての日本語への意識の覚醒は、いかにして起こったのか。近代文章語成立史の序章としての幕末外交文書に光を当てる。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ