「暁」の謎を解く : 平安人の時間表現

小林賢章 著

『枕草子』の次の場面から何時を想像するだろうか。「夜が明けてしまいそうですね」「今さら寝てはだめですよ」。実は午前2時30分の一場面だ。時代を隔てているとはいえ、不自然さが残る。男女の別れの時刻である「暁」や、「宵」「夜もすがら」など、おなじみの時間表現を子細に検討。作品の矛盾を解き、平安人の時間感覚に迫る。新たな古典の世界を拓く画期的考察。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 平安時代、日付はいつ変わったのか
  • 第2章 「暁」-男女の思いが交錯した時間
  • 第3章 「有明」-平安人の美意識が重なる言葉
  • 第4章 動詞「明く」が持つ重要な意味
  • 第5章 「夜もすがら・夜一夜」-平安人の「一晩中」とは
  • 第6章 「今宵」-今晩も昨晩も
  • 第7章 「夜をこめて」-いつ「鳥の空音」をはかったか?
  • 第8章 「さ夜更けて」-午前三時に向かう動き

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「暁」の謎を解く : 平安人の時間表現
著作者等 小林 賢章
書名ヨミ アカツキ ノ ナゾ オ トク : ヘイアンビト ノ ジカン ヒョウゲン
シリーズ名 角川選書 521
出版元 角川学芸 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2013.3
ページ数 214p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-04-703521-8
NCID BB12145227
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全国書誌番号
22225092
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言語 日本語
出版国 日本
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