小林賢章 著
『枕草子』の次の場面から何時を想像するだろうか。「夜が明けてしまいそうですね」「今さら寝てはだめですよ」。実は午前2時30分の一場面だ。時代を隔てているとはいえ、不自然さが残る。男女の別れの時刻である「暁」や、「宵」「夜もすがら」など、おなじみの時間表現を子細に検討。作品の矛盾を解き、平安人の時間感覚に迫る。新たな古典の世界を拓く画期的考察。
「BOOKデータベース」より
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