来るべき書物

モーリス・ブランショ 著 ; 粟津則雄 訳

20世紀フランス最大の文芸批評家モーリス・ブランショの代表作。「作品とは、作品に対する期待である。この期待のなかにのみ、言語という本来的空間を手段とし場所とする非人称的な注意が集中するのだ。『骰子一擲』は、来るべき書物である」。そしてブランショは、作品の奥行、あるいは作品群が構成する世界のみならず、作品を作り上げる作者の精神そのものと直接対峙する。取り上げるのは、マラルメ、プルースト、アルトー、ルソー、クローデル、ボルヘス、ムージル、ブロッホ、ジューベールなど。燦然たる輝きのもと、作品や作者のイメージを一新させる、鮮烈で深い、全26章の批評集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 セイレーンの歌(想像的なものとの出会い
  • プルーストの経験)
  • 2 文学的な問い(「幸福に世を終えられそうもない」
  • アルトー ほか)
  • 3 未来なき芸術について(極限において
  • ブロッホ ほか)
  • 4 文学はどこへ行くか?(文学の消滅
  • ゼロ地点の探究 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 来るべき書物
著作者等 Blanchot, Maurice
粟津 則雄
ブランショ モーリス
書名ヨミ キタルベキ ショモツ
書名別名 LE LIVRE À VENIR
シリーズ名 ちくま学芸文庫 フ10-2
出版元 筑摩書房
刊行年月 2013.1
ページ数 575p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09506-0
NCID BB11310124
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全国書誌番号
22223238
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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