経済学に何ができるか : 文明社会の制度的枠組み

猪木武徳 著

さまざまな「価値」がぶつかり合う、現代の自由社会。その結果、数々の難問が私たちの前に立ちはだかっている。金融危機、中央銀行のあり方、格差と貧困、知的独占の功罪、自由と平等のバランス、そして人間にとって正義とは、幸福とは-。本書は、経済学の基本的な論理を解説しながら、問題の本質に迫る。鍵を握るのは「制度」の役割である。デモクラシーのもとにおける経済学の可能性と限界を問い直す試み。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 自由と責任(税と国債-ギリシャ危機を通して見る
  • 中央銀行の責任-なぜ「独立性」が重要なのか
  • インフレーションの不安-貨幣は正確には操作できない)
  • 第2部 平等と偶然(不確実性と投資-「賭ける」ことの意味
  • 貧困と失業の罠-その発見から現在まで
  • なぜ所得格差が問題なのか-人間の満足度の構造
  • 知識は公共財か-学問の自由と知的独占
  • 消費の外部性-消費者の持つべき倫理を考える)
  • 第3部 中庸と幸福(中間組織の役割-個人でもなく国家でもなく
  • 分配の正義と交換の正義-体制をいかにデザインするか
  • 経済的厚生と幸福-GDPを補完するもの
  • 経済学に何ができるか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 経済学に何ができるか : 文明社会の制度的枠組み
著作者等 猪木 武徳
書名ヨミ ケイザイガク ニ ナニ ガ デキルカ : ブンメイ シャカイ ノ セイドテキ ワクグミ
シリーズ名 中公新書 2185
出版元 中央公論新社
刊行年月 2012.10
ページ数 254p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102185-4
NCID BB1051553X
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全国書誌番号
22185692
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言語 日本語
出版国 日本
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