「札幌時計台」や「美瑛の丘」などがイメージされる北海道-。しかし、北海道には本州にはない独特の歴史があった。北海道には「弥生時代」はなく、「擦文文化」「オホーツク文化」、さらに「アイヌ文化」が栄えた時代があったのだ。本州から渡ってきた蛎崎(松前)氏が北海道唯一の大名となり、その後も生き残る。維新期には旧幕府軍が上陸し、戊辰戦争の最後を飾る箱館戦争の舞台となった。明治に入ると開拓使が置かれ、屯田兵や移民たちによって近代化が進められていく。本書では、魅力あふれる意外な北海道の歴史を紹介する。
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