日本国内の議論を二分する、TPP=環太平洋経済連携協定への参加協議。現在、先行する参加国間で深刻な対立を招いている分野の代表格が、著作権・特許などの知的財産だということはあまり知られていない。流出した米国政府のTPP知財文書には何が書かれているのか?その「真の狙い」とは?アメリカやEU各国で大きなうねりを見せた「ネットの自由」への希求、躍進する「海賊党」の存在、グーグルやアップルなど、「新たな立法者=国際プラットフォーム」などの動向も踏まえながら、情報社会における最適なルールメイクのあり方を第一人者が考える。巻末にTPP知財リーク文書抄訳を公開。
「BOOKデータベース」より