近代仏教という視座 : 戦争・アジア・社会主義

大谷栄一 著

古代以来の仏教伝統+明治以後の宗教概念の成立=「近代仏教」とは何か?-日本仏教史の傍流や近代思想の周縁ではなく、近代日本の精神的支柱として近代仏教を捉え、明治から昭和の青年たちを動かした宗教改革・政治参加・アジア主義・超国家主義および反戦運動の諸相を分析することで、近代思想史研究の新たな可能性を開拓する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 近代仏教研究は何を問うのか?
  • 1 近代仏教を問い直す(「近代仏教になる」という物語-日本近代仏教史研究の新たな視座
  • 明治期の「新しい仏教」の形成と展開-仏教青年たちのユースカルチャー
  • 昭和初期の「新しい仏教」をめぐる動態-伝統仏教・新興仏教・反宗教の交渉と葛藤)
  • 2 国民国家と近代仏教(政治参加する仏教者たち-仏教の公共的役割をめぐって
  • ナショナリズムと仏教の共‐構成-一九二〇年代の国柱会の社会教化活動
  • 戦争は罪悪か?-二〇世紀初頭の仏教者の非戦論)
  • 3 越境する近代仏教(仏教アジア主義のゆくえ-日蓮宗僧侶・高鍋日統の内蒙古布教
  • 交錯する超国家主義と仏教-宗教的セクトとしての血盟団
  • 反戦・反ファシズムの仏教社会運動-妹尾義郎と新興仏教青年同盟)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 近代仏教という視座 : 戦争・アジア・社会主義
著作者等 大谷 栄一
書名ヨミ キンダイ ブッキョウ ト イウ シザ : センソウ ・ アジア ・ シャカイ シュギ
出版元 ぺりかん社
刊行年月 2012.3
ページ数 294p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-8315-1318-2
NCID BB08903150
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全国書誌番号
22073283
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言語 日本語
出版国 日本
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