倫理の他者 = L'autre de l'éthique : レヴィナスにおける異教概念

馬場智一 著

倫理への道にエゴイズムの影を落とす「異教」概念。その思想史的由来とレヴィナスにおける多元的意義を、精緻かつ鮮やかに解明していく。「西洋哲学」の自明性を問う探究の書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序論 「異教」の問いとレヴィナス
  • 1 「異教徒」、翻訳史と語源論争(ヘブライ語-タナッハにおける`〓amとg〓oj
  • ヘブライ語からギリシア語へ-七〇人訳聖書における`〓amとg〓ojの曖昧さの修正
  • ギリシア語-新約聖書:キリスト教徒、ユダヤ教徒、異教徒
  • ラテン語-ウルガタ訳における「異教徒」
  • ラテン語内部での変遷
  • 近代語における「異教徒」)
  • 2 西欧精神史における異教批判の歴史(前史-不道徳な神々の批判と自然神学批判(プラトン)
  • 聖書にみられる異教批判の基本的議論
  • 古代護教論
  • 護教論の変化と異教概念の形式化
  • 啓蒙以後の宗教論の変遷と異教概念の変化
  • ドイツにおいても再び形而上学化された宗教論における異教)
  • 3 レヴィナスにおける異教概念(護教的パガニスム概念の受容?-レヴィナスとマリタン
  • 了解とは別の仕方で-異教的実存様態の対蹠点
  • 存在者の文明論的諸様態-ユダヤ、キリスト教西欧、異教
  • 異教の両義性
  • 「パガニスムの危険」の消失と非場所の思想)
  • 補章 自然法とノアの命法-レヴィナスにおける自然概念(の不在)とその帰結

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 倫理の他者 = L'autre de l'éthique : レヴィナスにおける異教概念
著作者等 馬場 智一
書名ヨミ リンリ ノ タシャ : レヴィナス ニ オケル イキョウ ガイネン
書名別名 L'autre de l'éthique
出版元 勁草書房
刊行年月 2012.3
ページ数 459, 35p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-326-10213-6
NCID BB08856582
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全国書誌番号
22072278
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言語 日本語
出版国 日本
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