源氏物語の結婚 : 平安朝の婚姻制度と恋愛譚

工藤重矩 著

平安時代の婚姻制度は法的に一夫一妻制であり、正妻とそれ以外の女性たちとの間には立場・社会的待遇に大きな差があった。恋愛譚としての『源氏物語』は、正妻の座をめぐる葛藤がストーリー展開の要となっており、婚姻制度への正確な理解を踏まえてこそ、はじめて紫の上、明石の君ら、作中人物の心情を深く味わうことができる。一夫一妻制をキーワードに『源氏物語』の構想を読み解く、かつてない試み。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 平安時代の婚姻制度-『源氏物語』理解のために
  • 第2章 婚姻制度と恋愛物語の型-母親の立場による物語構想の制約
  • 第3章 光源氏をめぐる女性たち-若紫との新枕まで
  • 第4章 明石の君-紫の上を守るための構想
  • 第5章 藤裏葉巻の源氏と紫の上-准太上天皇と輦車の宣旨
  • 第6章 第二部の婚姻関係-正妻女三宮と紫の上

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 源氏物語の結婚 : 平安朝の婚姻制度と恋愛譚
著作者等 工藤 重矩
書名ヨミ ゲンジ モノガタリ ノ ケッコン : ヘイアンチョウ ノ コンイン セイド ト レンアイタン
シリーズ名 源氏物語 2156
中公新書 2156
出版元 中央公論新社
刊行年月 2012.3
ページ数 245p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102156-4
NCID BB08702760
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全国書誌番号
22133801
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言語 日本語
出版国 日本
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