女の旅 : 幕末維新から明治期の11人

山本志乃 著

江戸期以前、女性が一人で旅することは難しかった。身の危険、歩きという制約、何より、男に付き従う姿こそ美徳とされたからだろう。だが、明治維新による文明開化以降、女性たちの旅は少しずつ広まっていく。本書は、日記、手記、聞き書きなどの記録から、全国漂泊、京都への出奔、遊説、米国留学、富士山越冬、蒙古行などの足取りを再現。男尊女卑の風潮が強いなか、時代に立ち向かった女性たちの人生を描く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 旅する女たち-明治維新、もう一つの衝撃
  • 田上菊舎-二二歳で未亡人となった美濃派俳人の全国漂泊
  • 松尾多勢子-尊王思想に傾倒した豪農妻の京都出奔
  • 楢崎龍-龍馬妻の新婚旅行から、夫没後の上京苦譚
  • 岸田俊子-民権派女弁士の全国遊説
  • 津田梅子-六歳での米国留学、日本語忘却後の苦難の日々
  • 花子-旅芸人が見た二〇世紀初めのヨーロッパ
  • 野中千代子-女性初の富士山"越冬"八二日の記録
  • クーデンホーフ光子-欧州渡航と第二の故郷ボヘミアへの思い
  • 河原操子-蒙古王室、教育顧問のアジア紀行〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 女の旅 : 幕末維新から明治期の11人
著作者等 山本 志乃
書名ヨミ オンナ ノ タビ : バクマツ イシン カラ メイジキ ノ 11ニン
シリーズ名 中公新書 2155
出版元 中央公論新社
刊行年月 2012.3
ページ数 223p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102155-7
NCID BB08702432
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全国書誌番号
22133805
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言語 日本語
出版国 日本
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