近代文学の古層とその変容

高橋広満 著

語り芸能や古典、制度や民俗などの古層との対話/葛藤によって生まれた作品たち。それらが踏まえ、変え、新たに建てようとしたものをみつめる。"語り手"や"話型"を問うことと、"差別"や"境界"を問うことを重ねて考える試み。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 (語り手の近代-森鴎外「山椒大夫」論
  • 森鴎外と大嘗祭-「盛儀私記」「最後の一句」など
  • 定型という戒め-島崎藤村「破戒」論)
  • 2 ("模倣"のゆくえ-三島由紀夫「橋づくし」の場合
  • しんとく丸の二十世紀-三島由紀夫「弱法師」、寺山修司「身毒丸」など
  • 増殖折口学、キャラクターとしての折口信夫-大塚英志・森美夏「木島日記」その他)
  • 3 (梛子の実と柳田国男「海上の道」-文学と民俗学の交叉
  • 古代幻視の構造 折口信夫のことば-天皇霊・みこともち・語部
  • 栢のこと-「死者の書」の木)
  • 4 (柳田国男「遠野物語」・夏目漱石「夢十夜」・田山花袋「生」など-「事実」と「境界」
  • 川端康成と北條民雄-書簡を中心に
  • 「異」なる声-小沼丹を視座とした井伏鱒二作品の一断面
  • 太宰治と井伏鱒二-「葛原勾当日記」をめぐる
  • 井伏鱒二「駅前旅館」-「宿」のこと
  • 安岡章太郎「球の行方」論)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 近代文学の古層とその変容
著作者等 高橋 広満
書名ヨミ キンダイ ブンガク ノ コソウ ト ソノ ヘンヨウ
出版元 双文社
刊行年月 2012.2
ページ数 304p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-88164-605-2
NCID BB0842069X
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全国書誌番号
22069106
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言語 日本語
出版国 日本
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