被ばくと補償 : 広島、長崎、そして福島

直野章子 著

3・11の東京電力福島第一原発事故発生以来、長期にわたる影響が懸念される放射線被害の実態。受忍を強いられてきた被爆者の歴史を繰り返さないために、その現実を原発被害者が直面する状況へと接続し、原子力を受け入れてきた国家による補償の在り方を考える。奪われた福島の未来を取り戻すために、いま被爆者たちの遺産を受け継ぐ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 原発事故被害に対する補償制度-「中間指針」を読み解く(原発事故の被害
  • 原子力損害の範囲
  • 賠償の中間指針
  • 指針の特徴と残された課題
  • 健康調査と健康管理)
  • 第2章 被爆者に対する援護-「原爆被害」の境界(現行の被爆者援護制度-法が定める「被爆者」と「原爆被害」
  • 「被爆者」の誕生-原爆医療法制定まで
  • 医療法改正と特別措置法制定
  • 被害の発掘と責任の追及-被曝者運動の軌跡)
  • 第3章 「放射線起因性」めぐる政治(「三号被爆者」裁判
  • 「黒い雨」指定地域
  • 「被曝体験者」とPTSD
  • 原爆症認定と裁判
  • ABCC/放影研と被曝者調査)
  • 第4章 被ばくと「受忍」-犠牲を強いられないために(放射線防護と受忍の思想
  • 被爆者に対する受忍論
  • 戦争被害受忍論の系譜
  • 原発事故における「受忍」
  • 戦後補償と原発事故被害の補償)
  • おわりに-被爆者の苦しみを繰り返さないために

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 被ばくと補償 : 広島、長崎、そして福島
著作者等 直野 章子
書名ヨミ ヒバク ト ホショウ : ヒロシマ ナガサキ ソシテ フクシマ
シリーズ名 平凡社新書 620
出版元 平凡社
刊行年月 2011.12
ページ数 271p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-582-85620-0
NCID BB07717693
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22046816
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想