宗教概念の彼方へ

磯前順一, 山本達也 編

天災、戦争、テロリズム、レイシズム、ポストコロニアル…古き常識を破り、露わになった新しい現実のなかで、宗教はどのように語り直されていくべきか。ジャック・デリダ、ジュディス・バトラー、ホミ・バーバ、タラル・アサド。金成禮などによる、来たるべき宗教研究の指針を提示する現代の必読書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序論 宗教研究の突破口-ポストモダニズム・ポストコロニアル批評・ポスト世俗主義
  • 第1部 「宗教」という概念を超えて考える(「宗教」カテゴリーをめぐる近年の議論-その批判的俯瞰
  • 宗教的起源への志向性
  • 信仰と知-理性のみの境界における「宗教」の二源泉)
  • 第2部 「自己」のテクノロジーとしての宗教(主体交渉術としての宗教論-縄文社会の宗教研究によせて
  • 儀礼と身体
  • 宗教体験と日常性)
  • 第3部 「宗教」から見た植民地と暴力(植民地主義と宗教
  • 暴力と宗教-ベンヤミンの「暴力批判論」における批判、脅迫そして神聖なる生
  • 歴史的暴力の記憶)
  • 第4部 「ポスト世俗主義」を生きるために(ナショナリズムと宗教
  • 公共宗教を論じなおす
  • 世俗主義を超えて)結論 異議申し立てとしての宗教研究

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 宗教概念の彼方へ
著作者等 山本 達也
磯前 順一
書名ヨミ シュウキョウ ガイネン ノ カナタ エ
書名別名 Beyond the Concept of Religion
出版元 法藏館
刊行年月 2011.9
ページ数 445p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-8318-8174-8
NCID BB06891833
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全国書誌番号
21991779
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
「ポスト世俗主義」を生きるために ナショナリズムと宗教 マーク・ユルゲンスマイヤー, 高橋原
「宗教」から見た植民地と暴力 植民地主義と宗教 デイヴィッド・チデスター, 高橋原
「宗教」という概念を超えて考える 「宗教」カテゴリーをめぐる近年の議論 ラッセル・マッカチオン, リチャード・カリチマン, 磯前 順一
「自己」のテクノロジーとしての宗教 主体交渉術としての宗教論 磯前 順一
世俗主義を超えて カリ田真司, タラル・アサド
信仰と知 カリ田真司, ジャック・デリダ, 磯前 順一
儀礼と身体 キャサリン・ベル, 山本 達也
公共宗教を論じなおす ホセ・カサノヴァ, 藤本龍児
宗教体験と日常性 ダニエル・ガリモア, ホミ・バーバ, 磯前 順一, 山本 達也
宗教的起源への志向性 増澤知子, 高橋原
宗教研究の突破口 磯前 順一, 山本 達也
暴力と宗教 ジュディス・バトラー, 山本 達也
歴史的暴力の記憶 金成禮, 山本 達也
異議申し立てとしての宗教研究 ゴウリ・ヴィシュワナータン, 磯前 順一, 山本 達也
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