湯沢雍彦 著
はたして戦前の人びとは、昔ながらの「家族制度」に埋もれ、軍国主義の泥沼に浸かっていたのだろうか。本書は、平凡な人や日常の暮らしに焦点をおき、埋もれゆく資料から率直に語られた人びとの言葉を掘り起こしながら、病・貧困・戦争に揉まれつつもたくましく生きていた昭和元〜二〇年の一九年間の家族像を描く。好評を博した『大正期の家族問題』の待望の続編。
「BOOKデータベース」より
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