志村有弘 著
明治維新後、日本は富国強兵・殖産興業、急速に西欧列強に追い着こうと無理に無理を重ね近代化を図った。当然、しわ寄せ、ひずみが、社会のそこかしこに現れる。ここに記述される八大猟奇残虐事件は、いずれも過またず近代日本の急速な欧化の悲鳴であり悲哀であり、陰画である。事実だけがもつ迫真が、その歴史の惨酷を暴く。
「BOOKデータベース」より
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