長崎を識らずして江戸を語るなかれ

松尾龍之介 著

江戸幕府が、オランダ人を長崎の出島に強制移住させてから、日米和親条約が締結されるまで約二〇〇年間続いた鎖国時代。唯一、西欧との取引が許された長崎には、各藩から、数多くの志のある者たちが最新の知識や情報を求めてやって来た。平和な時代が長く続いた江戸期に花開いた数々の文化は、彼らが長崎遊学を果たし、各藩に持ち帰ったものだったのだ。江戸が、いかに長崎の影響を受けたのか。地方別「長崎遊学者名簿一覧」付き。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 文化の中心は長崎だった(江戸と長崎
  • 京都の貴族文化
  • 大阪の町人文化
  • 江戸の庶民文化)
  • 第2章 江戸と京都を長崎がつなぐ(江戸っ子のコンプレックス
  • 三越が結ぶ江戸と長崎
  • 江戸参府と日蘭交流)
  • 第3章 長崎が生んだ三巨星(長崎へのアプローチ
  • 最初の天文地理学者、西川如見
  • 江戸蘭学の父、吉雄幸左衛門耕牛
  • 西洋砲術の三角者、高島秋帆)
  • 第4章 外国船入港事件簿(最後の南蛮船サン・ジョアン号
  • 英国船リターン号
  • 米船エリザ・オブ・ニューヨーク号
  • 英軍艦フェートン号
  • オランダの蒸気船スンビン号)
  • 第5章 全国から集まった遊学者たち(長崎遊学とは
  • 前期の遊学者
  • 中期の有学者
  • 長崎遊学者名簿)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 長崎を識らずして江戸を語るなかれ
著作者等 松尾 竜之介
書名ヨミ ナガサキ オ シラズシテ エド オ カタル ナカレ
シリーズ名 平凡社新書 565
出版元 平凡社
刊行年月 2011.1
ページ数 210p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-582-85565-4
NCID BB04486721
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全国書誌番号
21896516
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言語 日本語
出版国 日本
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