指昭博 著
近代イギリス隆盛の基盤を築いたとされ、華やかで神話的なイメージのエリザベス。かたやエリザベスの異母姉にしてイングランド最初の女王でありながら「血まみれのメアリ」と揶揄されるメアリ。ふたりの女王のまったく異なる評価の背景にあるのは、近代イギリス成立と密接に結びついていた「宗教改革」の問題である。本書は、反カトリックという先入見を拝し、いま一度、メアリ時代を宗教改革史の流れのなかで捉え直し、メアリ時代からエリザベス時代への移行を考察する。
「BOOKデータベース」より
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