不登校 : ネットワークを生かした多面的援助の実際

田嶌誠一 編

「人間関係」といえば、どの学派でも、面接者との関係、すなわち「セラピスト‐クライエント関係」(または治療者‐患者関係)が、特別に重要なものとされている。しかし、それに限らず、生活における人間関係が重要であり、それを活用することが援助に役立つというふうに考えてみよう。家族はもちろん、教師やボランティア、半専門家や非専門家などさまざまな人間関係が重要で活用可能なのである。本書では、そうした形の援助の実際についても豊富に紹介する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 理論編(はじめに-不登校への多面的援助の必要性
  • 不登校の心理臨床の基本的視点-密室型心理援助からネットワーク活用型心理援助へ
  • 不登校理解の基礎 ほか)
  • 第2章 実践編(スクールカウンセラーによる不登校の臨床-居場所とネットワーキング
  • 学校内適応指導教室としての別室登校の試み
  • 不登校の子どもへの訪問面接の方法と留意点-思春期年代に言語面接をするという観点から ほか)
  • 第3章 不登校支援のさまざまな取り組み(NPO法人九州大学こころとそだちの相談室「こだち」の取り組み
  • 地域における日常的な子どもの居場所
  • 公立中学校における「夜間校内適応指導教室」 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 不登校 : ネットワークを生かした多面的援助の実際
著作者等 田嶌 誠一
書名ヨミ フトウコウ : ネットワーク オ イカシタ タメンテキ エンジョ ノ ジッサイ
出版元 金剛
刊行年月 2010.9
ページ数 305p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-7724-1161-5
NCID BB0328381X
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全国書誌番号
21825350
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
さが若者サポートステーションの取り組み 数山和己
ひきこもり者のための〈パソコン講習会〉 瀧本伸一
スクールカウンセラーと学生ボランティア 澤聡一
不登校とコミュニティとの連携 本間芳文
不登校の予防対策 木之下隆夫
不登校の子どもへの訪問面接の方法と留意点 長坂正文
不登校の子どもをもつ保護者へのアプローチ 酒井律子
不登校児(小中学校)の短期宿泊型適応指導施設について 馬殿禮子
不登校児童生徒療育キャンプ「ワラビーキャンプ」の実践を通して 北九州市教育委員会指導第二課
不登校支援のさまざまな取り組み NPO法人九州大学こころとそだちの相談室「こだち」の取り組み 田嶌 誠一
不登校理解の基礎 滝川一廣
不登校経験生徒の多い高校での居場所活動 相川幸輝, 藤岡美里
不登校高校生のための〈学習支援センター〉 吉村隆之, 和田志麻, 安藤徹
中学校における相談員活動 木戸優美子, 瀧本伸一, 葉菁, 西村彩
公立中学校における「夜間校内適応指導教室」 姫島源太郎, 福井謙一郎, 藤岡美里, 田嶌 誠一
地域における日常的な子どもの居場所 鬼塚史織
大学でのPSYCHO-RETREAT活動 大野真利奈
大学の研究室を活用した居場所活動 姫島源太郎, 田嶌 誠一
学校内適応指導教室としての別室登校の試み 木南千枝
学校現場からの不登校についての再考 鈴木誠
実践編 スクールカウンセラーによる不登校の臨床 小川幸男
思春期の不登校とその心理力動をめぐって 小坂和子
文部科学省による不登校理解の変遷 森嶋昭伸
理論編 不登校の心理臨床の基本的視点 田嶌 誠一
発達障害と不登校 望月直人, 辻井正次
通信制高校におけるクラスサポーター活動 伊原出
適応指導教室における取り組みの実際 皆藤靖子
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