影の銀行 : もう一つの戦後日本金融史

河村健吉 著

「影の銀行」は金融当局の規制や監視を受けない運用機関のことで、伝統的な銀行と手を組んで収益を拡大した。高度成長期の日本では、銀行は貸出先に事欠かなかったが、70年代以降は不動産融資や有価証券投資で利益の増大を図った。そこに登場したのが影の銀行だ。銀行の別働隊であるノンバンクやヘッジファンドが生まれ、いまや世界経済を揺るがすに至った。戦後日本金融史をふまえ、知られざる影の銀行の全貌を明かす。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 資本不足の時代(高度成長期の銀行
  • コンピュータの導入 ほか)
  • 第2章 忍び寄る投機の影-石油危機から金融自由化へ(石油危機、資金不足から資金過剰へ
  • 八〇年代の金融自由化とバブル)
  • 第3章 金融投機からバブル崩壊へ(八〇年代の影の銀行-特金とノンバンク
  • 危機の一〇年と金融再編 ほか)
  • 第4章 影の銀行と投機の時代(従来型の銀行(Traditional Banking System)の変容
  • 影の銀行(Shadow Banking System) ほか)
  • 第5章 金融不安定化の構造(信用膨張の実態
  • 投機の規制を考える)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 影の銀行 : もう一つの戦後日本金融史
著作者等 河村 健吉
書名ヨミ カゲ ノ ギンコウ : モウ ヒトツ ノ センゴ ニホン キンユウシ
シリーズ名 中公新書 2069
出版元 中央公論新社
刊行年月 2010.8
ページ数 260p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102069-7
NCID BB03006106
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全国書誌番号
21838900
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言語 日本語
出版国 日本
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