ニッポンの海外旅行 : 若者と観光メディアの50年史

山口誠 著

「最近の若者は海外旅行に行かなくなった」といわれて久しい。二十代の出国者数は一九九六年にピークを迎え、十年あまりで半減した。それを若者の変化だけで問題化するのは正しくない。海外旅行の形も、大きく変わってきたのである。本著は『何でも見てやろう』、「地球の歩き方」、『深夜特急』、「猿岩石」など、時代を象徴するメディアとそれらが生まれた社会状況を分析し、日本の若者が海外をどう旅してきたのかを振り返る。そして現在の海外旅行が孕む問題の本質を、鮮やかな社会学的アプローチで明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • はじめに-「なぜ最近の若者は海外旅行に行かなくなったのか」という問題
  • 第1章 「海外」と「観光」の系譜
  • 第2章 「歩く」旅の源流-1960s
  • 第3章 日本の若者たちが、ヨーロッパを歩き出す-1970s
  • 第4章 『深夜特急』に乗って、アジアを「発見」する-1980s
  • 第5章 海外で「日本」を生きる-1990s
  • 第6章 「買い・食い」中心の短期旅行、やがて旅行離れ-2000s

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ニッポンの海外旅行 : 若者と観光メディアの50年史
著作者等 山口 誠
書名ヨミ ニッポン ノ カイガイ リョコウ : ワカモノ ト カンコウ メディア ノ 50ネンシ
シリーズ名 ちくま新書 854
出版元 筑摩書房
刊行年月 2010.7
ページ数 254p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06559-9
NCID BB02572990
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全国書誌番号
21812428
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言語 日本語
出版国 日本
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