経済成長なき社会発展は可能か? : 〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学

セルジュ・ラトゥーシュ 著 ; 中野佳裕 訳

いかなる経済学が、新自由主義に代わって、ポスト・グローバル化時代の指針となるのか?金融危機・債務危機を引き起し、地球環境を破壊してしまった「新自由主義」に代わって、現在、最も欧州で注目されているのが、"脱成長"の経済学である。"脱成長による新たな社会発展"を目指すこの経済理論は、グローバル資本主義の構造的矛盾を克服するものとして、左右の政治の壁を越えて話題となり、国会でも論議されている。"脱開発"を掲げる新聞・学術誌が発刊され、学会や地方政党も誕生し、社会現象となるにまでにいたっている。本書は、その提唱者である経済学者ラトゥーシュの代表作二冊を日本読者向けに一冊にまとめた、"脱開発"学派の基本書というべきものである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 "ポスト開発"という経済思想-経済想念の脱植民地化から、オルタナティブ社会の構築へ("ポスト開発"と呼ばれる思想潮流
  • ある概念の誕生、死、そして復活
  • 神話と現実としての発展
  • 「形容詞付き」の発展パラダイム
  • 発展主義の欺瞞
  • 発展パラダイムから抜け出す
  • 想年の脱植民地化)
  • 第2部 "脱成長"による新たな社会発展-エコロジズムと地域主義(われわれは何処から来て、何処に行こうとしているのか?
  • "脱成長"のテリトリー
  • "脱成長"-具体的なユートピアとして
  • 政策としての"脱成長"
  • "脱成長"は人間主義か?)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 経済成長なき社会発展は可能か? : 〈脱成長〉と〈ポスト開発〉の経済学
著作者等 Latouche, Serge
中野 佳裕
ラトゥーシュ セルジュ
書名ヨミ ケイザイ セイチョウ ナキ シャカイ ハッテン ワ カノウ カ : デクロワサンス ト ポスト カイハツ ノ ケイザイガク
書名別名 Survivre au developpement.[et al.]
出版元 作品社
刊行年月 2010.7
版表示 第11刷
ページ数 357p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-86182-297-1
NCID BB02569056
BB11665130
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21799656
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想