私の読書遍歴

木田元 著

忍術小説に熱中した少年が、なぜハイデガーの研究者となるにいたったか。敗戦後の混乱期、著者はあてどなく本を読みあさるうちにドストエフスキー、キルケゴールの著書に出会う。そしてハイデガーの『存在と時間』を読まずにいられなくなり、大学の哲学科に入り哲学研究の道へ…。難解な哲学書のわかりやすい翻訳で知られる著者の、約七〇年に及ぶ読書体験記。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 『神州天馬侠』-満洲での少年時代
  • 2 『俳文俳句集』-戦後の混乱期と農林専門学校入学前後
  • 3 「四人共産団」-滑稽小説にはまる
  • 4 『無常といふ事』-詩歌の森をさまよって
  • 5 『悪霊』-ドストエフスキーとキルケゴールを濫読する
  • 6 『存在と時間』-ハイデガーを読みたくて大学の哲学科へ
  • 7 『行動の構造』-現象学とメルロ=ポンティ翻訳
  • 8 『アブサロム・アブサロム』-アメリカ文学耽溺と読書会
  • 9 『警視庁草紙』-ミステリ三昧

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 私の読書遍歴
著作者等 木田 元
書名ヨミ ワタクシ ノ ドクショ ヘンレキ : サルトビ サスケ カラ ハイデガー エ
書名別名 猿飛佐助からハイデガーへ
シリーズ名 岩波現代文庫 S203
出版元 岩波書店
刊行年月 2010.6
ページ数 254, 11p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-603203-6
NCID BB02362171
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全国書誌番号
21797921
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言語 日本語
出版国 日本
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