仏教の身体感覚

久保田展弘 著

仏教は、呪術性と身体性を強めることによって、人々を救済する宗教となった。たとえば、坐禅。あるいは、念仏。こうした呼吸法をともなう身体感覚をつうじて、仏の教えははじめて深々と腑に落ちる。宗教とは信仰の世界の話であり、論理の積み重ねだけで語ることはできない。仏教は、老病死に向き合う高齢者にどう応えられるのか。生きることに虚しさをおぼえる人々に、どう語りかけることができるのか。現代から、あらためて問う。身体感覚から読み解く仏教史2500年。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 ブッダとダルマ-仏教を実感するとき
  • 第2章 縁起・空、そしてこころの変革
  • 第3章 仏教の変容と救済-インドから中国・日本へ
  • 第4章 法華経-現世に向き合うとき
  • 第5章 浄土教と日本人の霊魂観
  • 第6章 華厳経の現代-その世界観・生命観
  • 終章 いのちという身体感覚

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 仏教の身体感覚
著作者等 久保田 展弘
書名ヨミ ブッキョウ ノ シンタイ カンカク
シリーズ名 ちくま新書 845
出版元 筑摩書房
刊行年月 2010.5
ページ数 238p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06547-6
NCID BB01935512
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21784499
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想