無縁所の中世

伊藤正敏 著

中世において、朝廷・幕府以上の存在感を持っていた寺社=境内都市=無縁所。そこには、「世を仕損なった」人たちが、移民となって流れ込んできた。なぜ人は、有縁の世から逃れ、無縁世界で一時の命を繋ぎ再起を賭けようとしたのか。また、無縁世界が有縁世界に対抗しえたのは、どんな思想、どんな実力によるものなのか。網野善彦や民俗学の知見を批判的に乗り越えつつ、たしかな史料で日本中世を描く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 秀吉のバイプレーヤー-木食応其と無償の善意
  • 第1章 山門摩滅か武家滅亡か
  • 第2章 無縁所の魅力
  • 第3章 なぜ人々は駆込むのか-未開国家と無縁所
  • 第4章 これが無縁所だ!
  • 終章 無縁所と中世社会-時代へのメッセージ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 無縁所の中世
著作者等 伊藤 正敏
書名ヨミ ムエンジョ ノ チュウセイ
シリーズ名 ちくま新書 843
出版元 筑摩書房
刊行年月 2010.5
ページ数 237p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-480-06545-2
NCID BB01931883
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全国書誌番号
21785027
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言語 日本語
出版国 日本
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