2008年に制定されたがん対策基本法の骨格をなす施策として、「がん拠点病院の制定・整備」と「プロフェッショナル養成プラン」がある。本書は、この一環として、不足している緩和医療の人材育成を図るために、京都大学で行われたがんプロフェッショナル養成プラン「緩和医療講義」を書籍化したものである。疼痛コントロールや精神症状、コミュニケーションといった緩和医療における中心的なテーマに加えて、化学療法、放射線療法、リンパ浮腫、地域連携、栄養と輸液などのテーマも取り上げた。多角的な観点から緩和医療について学べるようになっている。
「BOOKデータベース」より