年金と子ども手当

高山憲之 著

二〇〇七年春に約五〇〇〇万件の記録漏れが発覚した日本の年金。その記録漏れは今も生じており、将来もゼロにはできない。宙に浮いた年金記録はアメリカで二・五億件、イギリスで一・二億件も存在する。日本の年金水準は下げていくはずであったのにもかかわらず、デフレ下で逆に上昇しつづけている。子ども手当の導入で利益が多いのは、共稼ぎ世帯よりも専業主婦世帯である…等々驚きの新事実を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 日本における年金記録問題(問題の所在
  • 年金記録管理の実態および記録漏れ・給付漏れの原因
  • 政府と対応
  • 年金記録改ざんの深層
  • 年金記録問題への中長期的対応)
  • 第2章 諸外国における年金記録問題と税・社会保険料の一体徴収(米英等における宙に浮いた年金記録問題
  • 各国の社会保障番号制度と税・社会保険料の一体徴収)
  • 第3章 基礎年金の見直し-税方式化と最低保障年金化をめぐって(社会保険方式の長所と短所
  • 税方式化の長所と短所
  • 税方式化による年金負担の増減-粗い試算
  • 消費税財源の最低保障年金-新たな提案)
  • 第4章 年金の2009年財政検証に寄せて(持続的賃金デフレ下におけるモデル年金水準の上昇
  • 年金給付水準の示し方
  • 経済前提に対する考え方
  • 年々の収支とバランスシート
  • 年金制度の抜本改革へ
  • 民主党の所得比例年金案
  • 年金数理部局の独立・中立機関化)
  • 第5章 子ども手当の導入効果(問題の所在
  • 推計方法
  • 民主党案の主要な推計結果
  • 代替案に対する主要な推計結果
  • 推計結果の要約
  • 残された課題)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 年金と子ども手当
著作者等 高山 憲之
書名ヨミ ネンキン ト コドモ テアテ
シリーズ名 一橋大学経済研究叢書 57
出版元 岩波書店
刊行年月 2010.3
ページ数 127p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-00-009917-2
NCID BB01409859
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全国書誌番号
21753089
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言語 日本語
出版国 日本
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