文学言語の探究 : 記述行為論序説

石川則夫 著

文学を言語において読み解くとはどういうことなのか。文学の言語行為について、「読むこと」「書くこと」といったことを言語認識論的な意味から考え直し、小林秀雄・川端康成を中心に、宮澤賢治・折口信夫・堀辰雄・夏目漱石の評論や小説を論じていく。作品に文学としての力を発動させているものは一体何か。文学の「言語活動」分析から、文学の可能性を改めて考える書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 文学言語論の定位と展開(影響と伝達-文学論を制約する二つの言語観
  • 輻湊する"読み"の中で"文学"を定位するもの-"差異化"と"非任意性" ほか)
  • 2 小林秀雄・批評の言語をめぐって(ベルグソン体験の展開
  • 意識と言葉-「Xへの手紙」までの小林秀雄 ほか)
  • 3 川端康成・生動する文学言語(川端文学の言語観-言語不信が要請する言語依存
  • 「伊豆の踊子」その"風景"の発見と"旅"の造形-「山越えの間道」の調査から ほか)
  • 4 記述行為の身体性へ(宮澤賢治『雪渡り』の歌声
  • 折口信夫『死者の書』の"近代" ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 文学言語の探究 : 記述行為論序説
著作者等 石川 則夫
書名ヨミ ブンガク ゲンゴ ノ タンキュウ : キジュツ コウイ ロン ジョセツ
出版元 笠間書院
刊行年月 2010.2
ページ数 403, 6p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-305-70500-6
NCID BB01341449
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全国書誌番号
21727023
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言語 日本語
出版国 日本
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