ユイスマンスとオカルティズム

大野英士 著

デカダンス・悪魔主義の巨匠ユイスマンスをして一九世紀を覆うオカルティズムの闇から脱出せしめた欲望のダイナミズムとは。異端マリア崇拝を奉じるリヨンの脱落神父ブーランを継ぎ手として、エピステーメーの断裂を突き抜け、フロイト、バタイユ、ラカン、クリステヴァにつながる否定性の歴史を解明した渾身の大作。新自由主義のカタストロフィーを超えて、今こそ、新たな覚悟と信念を持って耽美主義を語る時は訪れた。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 発端
  • 第1部(オカルトの世紀と聖母マリア
  • ユイスマンスという作家
  • 二つのテーマ系-「閉鎖された空間」と「女性と食物」
  • 『彼方』-昇華の不全)
  • 第2部(ブーラン元神父-マリア派異端の系譜
  • 歴史の中の「流体」-「動物磁気」と「欲動」をつなぐもの
  • 聖霊と異端のマリア)
  • 第3部(オカルトから神秘へ
  • 抑圧されたものの回帰-おぞましき美へ)
  • 『三人のプリミティフ派画家』、そしてアンドレ・ブルトン

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ユイスマンスとオカルティズム
著作者等 大野 英士
書名ヨミ ユイスマンス ト オカルティズム
書名別名 J.-K.Huysmans et l'occultisme
出版元 新評論
刊行年月 2010.3
ページ数 614p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-7948-0811-0
NCID BB01244566
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21724414
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想