フッサールにおける〈原自我〉の問題 : 自己の自明な〈近さ〉への問い

田口茂 著

最晩年のフッサールが「原自我」という概念で呼んだ問題事象は、従来の現象学解釈にいかなる本質的変更を迫るのか?フッサールの膨大なテキストに徹底して寄り添い、その生涯にわたる思索と方法の展開をつぶさに跡づけながら、いまだ明確に提示されたことなき「原自我」論の根源性を初めて体系的に記述する、気鋭の画期作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序論
  • 第1部 「原自我」論への準備的省察-自明性・明証・視る者への問い(「自明性」の学としての現象学
  • 「非‐自我論的」還元と明証への還帰-「視」の深まりについて
  • 現象学的主題としての「自我」の発見)
  • 第2部 「原自我」論の体系的解釈の試み(「主観性の逆説」から「原自我」の問いへ
  • 原自我とエポケーの徹底化-問題の批判的限定
  • 原自我と志向的変様-唯一性と等置
  • 原自我の必当然的明証-「近さ」と「差異」としての自己)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 フッサールにおける〈原自我〉の問題 : 自己の自明な〈近さ〉への問い
著作者等 田口 茂
書名ヨミ フッサール ニ オケル ゲンジガ ノ モンダイ : ジコ ノ ジメイナ チカサ エノ トイ
書名別名 Das Problem des,Ur-Ich`bei Edmund Husserl
出版元 法政大学出版局
刊行年月 2010.2
ページ数 361, 23p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-588-15061-6
NCID BB01141064
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全国書誌番号
21784251
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
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