異説・日本近代文学

出原隆俊 著

明治・大正・昭和の代表的作家の作品を次々に分析し、文学史上見落とされていた意外な側面や問題を照らしだして、日本近代文学に幅と深みをもたらす論文集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 「内部」と「外部」(「内部」と「外部」という問題-日本近代文学の一面
  • 北村透谷における「内部」と「外部」
  • 透谷と鑑三・透谷と愛山の一側面
  • 泉鏡花作品における"内"と"外"-"魔"を中心に
  • "心"と"外部"-漱石作品の一端
  • 三島作品における"内部"と"外部"-『金閣寺』を中心に)
  • 2 作品論再考(樋口一葉『にごりえ』の「彼の人」
  • 森鴎外『高瀬舟』異説
  • Kの代理としての「私」-漱石『心』における言葉の「連鎖」について
  • 三島由紀夫『金閣寺』の構成意識
  • 洋行と"からゆき"-反『舞姫』小説の位相)
  • 3 「典拠」と「借用」(「他界」と「崇高」-「人生相渉論争」開幕前夜の検討
  • お力の登場-一葉『にごりえ』における「借用」について
  • 水揚げ・出奔・「孤児」物語-『たけくらべ』の美登利の変貌
  • 裏側から読む漱石『心』
  • 芥川龍之介『疑惑』と鴎外・志賀直哉)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 異説・日本近代文学
著作者等 出原 隆俊
書名ヨミ イセツ ニホン キンダイ ブンガク
出版元 大阪大学出版会
刊行年月 2010.1
ページ数 313p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-87259-357-0
NCID BB00555039
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全国書誌番号
21798956
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言語 日本語
出版国 日本
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