思考の潜勢力 : 論文と講演

ジョルジョ・アガンベン 著 ; 高桑和巳 訳

存在しないことができるという潜勢力があらゆる潜勢力に本源的に属しているのであれば、次のようになるだろう。すなわち、現勢力へと移行するときに、自体的な非の潜勢力を単に取り消すのでも、それを現勢力の背後に放置するのでもなく、自体的な非の潜勢力を現勢力へとそのまま全面的に移行させ、つまりは現勢力へと移行しないのではないことができるもの、これこそが真に潜勢力をもっているものである。イタリア現代思想の旗手アガンベンによる、比類なき思考の全幅を収めた初の論文・講演集。未踏の知へと向かう大いなる一歩が開示される。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 言語活動(もの自体
  • 言語活動のイデア
  • 言語と歴史-ベンヤミンの思考における言語的カテゴリーと歴史的カテゴリー ほか)
  • 2 歴史(アビ・ヴァールブルクと名のない学
  • 記憶の及ばないものの伝承
  • *se絶対者と生起 ほか)
  • 3 潜勢力(思考の潜勢力
  • 現事実性の情念-ハイデガーと愛
  • ハイデガーとナチズム ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 思考の潜勢力 : 論文と講演
著作者等 Agamben, Giorgio
高桑 和巳
アガンベン ジョルジョ
書名ヨミ シコウ ノ センセイリョク : ロンブン ト コウエン
書名別名 La potenza del pensiero
出版元 月曜社
刊行年月 2009.12
ページ数 517p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-901477-71-0
NCID BB00511940
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21779581
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 イタリア語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想