世界文学のなかの中島敦

ポール・マッカーシー, オクナー深山信子 著

東洋と西洋の文化伝統をゆたかに混淆させた中島敦。その作品はつねに(我とは何か)という哲学的・根本的な問いを追いつつ、面白い話として物語られた。鋭い思考、敏感な感受性、深い教養によって日本に於ける実存主義文学の先駆となった中島敦は、そのテーマや題材をいかなる手法で展開させたのか。「中島敦作品集」の英語翻訳者が海外の研究をふまえ、世界の文学・思潮のなかで中島敦を読む。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 中国古典世界を旅して(歴史小説家としての中島敦
  • 闇にひとすじの光-中島敦の「名人伝」)
  • 2 中島敦のインターテクスチュアリティ(『ファウスト』『ツァラトゥストラ』のインターテクストとしての「悟浄歎異」
  • 中島敦のミクロネシア、そして戦争体験
  • ロバート・ルイス・スティーヴンソンを追って-『光と風と夢』と蚕のイメージ)
  • 3 資料(「山月記」
  • 「名人伝」
  • 「悟浄歎異-沙門悟浄の手記」 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 世界文学のなかの中島敦
著作者等 McCarthy, Paul
Ochner, Nobuko
Ochner, Nobuko Miyama
オクナー深山 信子
マッカーシー ポール
書名ヨミ セカイ ブンガク ノ ナカ ノ ナカジマ アツシ
出版元 せりか書房
刊行年月 2009.12
ページ数 180, 25p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-7967-0293-5
NCID BB00478062
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全国書誌番号
21691057
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言語 日本語
出版国 日本
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