自由と平等の昭和史 : 一九三〇年代の日本政治

坂野潤治 編

第二次世界大戦前夜の一九三〇年代の日本では、軍ファシズムと自由主義と社会主義の三つ巴の中で大論争が行われていた。既成政党=民政党と政友会が掲げる「自由」「反軍反ファッショ」に、「経済的平等」を掲げて真っ向から挑んだ無産政党=社会大衆党。平和が担保する「自由主義」か、社会底辺層までも救い上げる「社会主義」か。「昭和デモクラシー」と名づけ得る、思想の対立相克。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 反ファッショか格差是正か-馬場恒吾と蝋山政道(近代史、二度めの転換期
  • 「平和と自由」か「格差是正」か
  • 一九三七年五月八日の座談会 ほか)
  • 第2章 民政党の二つの民主主義-永井柳太郎と斎藤隆夫(党内部の相克
  • 二人の足跡
  • 「国家の利」か「不平等是正」か ほか)
  • 第3章 「革命」と「転向者」たちの昭和-野上彌生子を読む(「同時進行」という意義
  • 「黒い行列」の時代-転向者たちへのまなざし
  • 「迷路」の時代-共感とアカデミズムの間で ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 自由と平等の昭和史 : 一九三〇年代の日本政治
著作者等 北村 公子
坂野 潤治
田村 裕美
書名ヨミ ジユウ ト ビョウドウ ノ ショウワシ : 1930ネンダイ ノ ニホン セイジ
シリーズ名 講談社選書メチエ 456
出版元 講談社
刊行年月 2009.12
ページ数 190p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-06-258456-2
NCID BB00392025
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21692689
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想