フリードリヒへの旅

小笠原洋子 著

風景を素材とした内省的で静謐な崇高の美を謳う、ドイツ・ロマン主義の画家フリードリヒの絵画。独特の宗教観と世界観が表出されるこれらの作品群を文字どおり訪ね歩き、画家の足跡を追いつつ、モチーフとなった現場に立ち、鑑賞者としての感動と重なり合う共感をもとにその崇高の美に寄り添い、みずからの感性をよりどころとして、その高い芸術性を言葉を尽くして描き出す。一九世紀前半の激動の時代を生きたフリードリヒの絵画にひたすら向き合うことで、画家の生涯と絵画の深い精神性に迫る、渾身の美術評論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 「二〇世紀ドイツにおける芸術の一世紀」
  • 2 ベルリンから北へ
  • 3 カスパー・ダーフィット・フリードリヒ
  • 4 悲劇の誕生
  • 5 エルベ河渓谷
  • 6 ドイツ・ロマン主義
  • 7 島の断崖
  • 8 氷の海
  • 9 黄昏
  • 10 冬をよぎる人

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 フリードリヒへの旅
著作者等 小笠原 洋子
書名ヨミ フリードリヒ エノ タビ
シリーズ名 角川叢書 43
出版元 角川学芸 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2009.9
ページ数 222p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-04-702143-3
NCID BA9142199X
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全国書誌番号
21654941
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言語 日本語
出版国 日本
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