漱石・魯迅・フォークナー : 桎梏としての近代を越えて

岡庭昇 著

三人の作家が見出だした希望の根拠とは何か。ホロコーストとヒロシマによって、生半可な未来を語る言葉が、すべて蒼ざめたかのような、二十世紀の宿命を、なお乗り越えようと望むなら、彼らの言葉に再び耳をかさなければならない。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 謎の文学・漱石(実存の文学-『それから』と『門』が提起するもの
  • 待ち伏せるもの-『道草』から『明暗』へ
  • 維新か御一新か-漱石の抵抗)
  • 2 必敗の思想・魯迅(屈折するアジア-『吶喊』が引き受けたもの
  • 希望の原理-民衆を求めて
  • 永遠に抵抗するもの-魯迅作品集『野草』)
  • 3 究められた悪・フォークナー(アメリカの原罪-『八月の光』は糾弾する
  • 宿命と渇仰-『響きと怒り』は「覚悟」する
  • 悪は自由のいいかえか-『アブサロム、アブサロム!』の深淵)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漱石・魯迅・フォークナー : 桎梏としての近代を越えて
著作者等 岡庭 昇
書名ヨミ ソウセキ ロジン フォークナー : シッコク ト シテノ キンダイ オ コエテ
出版元 新思索社
刊行年月 2009.5
ページ数 263, 14p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7835-1201-1
NCID BA90510722
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全国書誌番号
21711501
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言語 日本語
出版国 日本
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