社会学入門 : 〈多元化する時代〉をどう捉えるか

稲葉振一郎 著

格差や家族問題から国際紛争まで何でも扱う社会学。では、その根本に流れる問題意識とはどのようなものか?「無意識」の発見に象徴される、近代の理性的人間観の崩壊を踏まえ、人々が無自覚にもつ価値観と、社会形成とを関連づけて捉える視点だ。以上の見立ての下、デュルケムやウェーバーらを考察するとともに、他の諸学問との比較を通して、社会学の輪郭を描き出す。パーソンズ以降、社会学の中心理論の不在が続く現状を捉え直し、ダイナミックに変容する現代社会を分析する上での、社会学の新たな可能性をも探る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 社会学の理論はどのようなものか(理論はなぜ必要か-共通理論なき社会学
  • 「モデル」とは何か-合理的主体モデルの考察
  • 方法論的全体主義というアプローチ ほか)
  • 2 社会学はいかに成立したのか-近代の自己意識の再検討(社会学前史(1)-近代社会科学の誕生
  • 社会学前史(2)-進化論と比較文明史のインパクト
  • モダニズムの精神-前衛芸術は何を変えたか ほか)
  • 3 "多元化する時代"と社会学(危機についての学問
  • 二〇世紀後半以降の理論社会学-パーソンズ・フーコー・構築主義
  • 社会学の可能性-格差・差別・ナショナリズム)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 社会学入門 : 〈多元化する時代〉をどう捉えるか
著作者等 稲葉 振一郎
書名ヨミ シャカイガク ニュウモン : タゲンカスル ジダイ オ ドウ トラエルカ
シリーズ名 NHKブックス 1136
出版元 日本放送出版協会
刊行年月 2009.6
ページ数 285p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-14-091136-5
NCID BA90475202
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21621905
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想