江戸の外交戦略

大石学 著

「鎖国」は、決して外国との関係を閉ざすものではなく、東アジアや西洋諸国と安定的な関係を築いた、静かで着実な「国際化」であった。本書では「鎖国」を日本における国民国家形成過程の「外交体制」と規定し、当時のグローバリゼーションに対応しつつ、国内の「平和」「文明化」「国際化」を進め、均質的な日本型社会を形成したと説く。「鎖国」のシステムがもたらした江戸の社会の実態を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 鎖国前史-東アジア世界の変動と第一次グローバリゼーション
  • 2 豊臣秀吉のグローバリゼーション対応
  • 3 戦後処理と鎖国への道
  • 4 鎖国体制-「四つの口」と琉球・蝦夷
  • 5 通信使外交の展開
  • 6 通信使外交の歴史的位置
  • 7 近世日本の朝鮮人
  • 8 将軍吉宗と国際情報
  • 9 第二次グローバリゼーション-合理主義・客観主義の浸透
  • 10 洋学の浸透

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 江戸の外交戦略
著作者等 大石 学
書名ヨミ エド ノ ガイコウ センリャク
シリーズ名 角川選書 446
出版元 角川学芸 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2009.6
ページ数 248p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-04-703446-4
NCID BA90314881
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全国書誌番号
21612290
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言語 日本語
出版国 日本
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