建礼門院という悲劇

佐伯真一 著

壇ノ浦の合戦で源氏の荒武者に捕らわれ、出家して京の大原の里に篭った建礼門院-。彼女を後白河法皇が訪ねる「大原御幸」では、自分の数奇な人生を地獄・畜生などの六道になぞらえて語る。それは、仏に仕える聖女の祈りなのか、愛欲に生きた美女の懺悔なのか、あるいは愛児の天皇を海に沈めてしまった母の苦悩なのか。好奇の眼にさらされ、さまざまな憶測を呼んでいた彼女に、『平家物語』が語らせたものは何か。建礼門院のつくられたイメージと秘められた謎を明かす。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 建礼門院はどこにいるのか
  • 第1章 建礼門院の生涯
  • 第2章 建礼門院の六道語り
  • 第3章 憤る女院、苦悩する国母
  • 第4章 建礼門院説話と小野小町説話
  • 第5章 畜生道と中世の女性説話
  • 終章 その後の建礼門院

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 建礼門院という悲劇
著作者等 佐伯 真一
書名ヨミ ケンレイモンイン ト イウ ヒゲキ
シリーズ名 角川選書 445
出版元 角川学芸 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2009.6
ページ数 222p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-04-703445-7
NCID BA90226478
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全国書誌番号
21612811
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言語 日本語
出版国 日本
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