私と他者と語りの世界 : 精神の生態学へ向けて

浜田寿美男 著

障害をもつ子どもたちの生活世界論からはじまった浜田心理学ワールドは、個体能力論の枠組を超えて、物語の形成論にまでその射程を広げてきました。本書は、そこに人々の日常の対話、歌、そして冤罪事件の供述分析をも組み込むことで、人々がその渦中で生きる「主観」の世界を、精神の生態学として記述しようと苦闘しています。『発達』に22年間連載してきた「セミナー発達心理学」の最後をかざる単行本化。労作の完成。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 ことばの対話性-臨場のなかのことば(生身の対話
  • ケータイ的独言 ほか)
  • 第2章 語りの世界-人は歌い、語る(歌という一人語りと対話
  • 語りの視点性 ほか)
  • 第3章 物語は形成される(物語の「形成論」
  • 逆行的構成-佐世保事件(1) ほか)
  • 第4章 物語とそのフレーム(フレームとは何か
  • 謀略の物語とフレームアップ ほか)
  • 第5章 「私の物語」と臨場モデル(痴漢冤罪と被害女性の供述
  • 記憶の世界に「穴」がないことの不思議 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 私と他者と語りの世界 : 精神の生態学へ向けて
著作者等 浜田 寿美男
書名ヨミ ワタクシ ト タシャ ト カタリ ノ セカイ : セイシン ノ セイタイガク エ ムケテ
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2009.2
ページ数 267p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-623-05325-4
NCID BA89126727
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全国書誌番号
21552370
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言語 日本語
出版国 日本
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